多分その話は『ボケ予防』から始まったと思う。
普段はそれぞれの仕事の関係で、なかなか顔を合わせることが出来ないのだが、この日は久しぶりに家族全員が揃っての夕食となった。
息子たちと息子の嫁、孫たちが食卓に揃うと、なかなか壮観である。
皆がそれぞれ好き勝手なことを話しながら食事をしていたが、そのうち誰かが「物忘れ」の話を始めた。それがいつしかボケの予防には何が効果的かという話になり、「テレビゲーム」が効果ありそうと息子たちが言い出した。
この「テレビゲーム」という一言が、全員のハートに火をつけてしまったのである。
最初はボケ予防の話だったはずが、いつしか「テレビゲームと私」みたいな思い出話へすり替わってしまった。
こうなると私の出番である。なにしろ任天堂からファミリーコンピューターが発売されたのは1983年。その翌年には購入し、まだ新婚だった私と妻は毎晩「マリオブラザース」や「五目並べ」などにハマってしまい、連日寝不足状態だったことを皆に面白おかしく語った。
長男は「戦場の狼」が一番印象に残っているようで、「あのゲームはエンディングが見えないんだよ」と遠い目をして天井を見上げる。
二男は1990年に登場したスーパーファミコンからの思い出話がメインとなった。特にファミコンから移植された「ドンキーコング」が一番の思い出らしく、最終ステージ達成の自慢話。また、「桃太郎電鉄」では友達とケンカになった話も。
三男はプレイステーション世代。「ファイナルファンタジー」への熱い思いを、例の訛りで語り出す。
「あれはサイゴーに面白がったベェ」
すると二男の嫁のM子が「私はバイオハザードを毎日やってました!!」
その言葉に、全員の動きが止まる。
「可愛い顔しで、あれやっでだのがぁ」と三男。
「ホラー系大好きだからね」とM子。
息子の嫁の意外な一面を見たところで、
「このご時世、外にも遊びに行づらいわけだが、我が家もテレビゲームを復活させようか」と私が提案すると、全員が賛成。
実はファミコンもスーパーファミコンも、それにプレステも、当時遊んだソフトは殆ど全部残してある。中には作動しないものもあるだろうが、問題は本体の方だ。
こちらはおそらくダメかもしれない。
「中古品を探すしかないかな」と私が言うと、
「お義父さん。この際だから新しいのを買ったらどうですか」と提案された。
すると今度は息子たちが「ニンテンドーのSwitchが良い」だとか、「いや、プレステ5だ」とか人の懐具合などおかまいなしに自分の希望をぶつけ合う。
「ボケ予防」の話から始まったテレビゲーム談義だったが、こうして皆で激論?を戦わせていた方が、よほどボケ予防になるのではないかと思った次第。

コメント

まるこ
2021年1月15日11:27

ボケ防止にゲームは良いかもしれない!!
我が家もそんな事を危惧してニンテンドーDSを買って、脳の研究なさっている川島教授のソフト買ってやっていたんですけど…あれ?いつからやらなくなってしまったのでしょう??確か我が家だけでなく、両親へも買って送りました。
母は新しいもの好きなのでハマってくれましたが…父が私以上に機械音痴という事を失念しておりまして…^^;
テレビゲーム。我が家もファミコンからスーパーファミコンのあたりを持っていました。専らマリオやってましたが、お互いセンスない上負けず嫌い。
クリア出来ず「こんなもの〜〜〜!!」と。夫がパチンコのソフト買ってきてひたすら射幸心を満たしていた次第です。
それをやりすぎて、当時のテレビには画像焼け起こしてしまって。
テレビを買い替えてからゲームは一切やっておりません。
今にゲームはすごいらしいですね。Youtubeでゲーム動画を見ますが、あれは出来そうにないです…^^;
話題の「集まれ動物の森」「桃太郎電鉄」などはやってみたいと思うのですが。
さて、財務大臣の稟議書を提出してどうなるでしょうね??
私もニンテンドーswitch 欲しいです。

しゆい
しゆい
2021年1月15日11:28

そういった話でしたら私は…と始まるネタを持っています。
以下は流し読みでも構いません。

私はスーファミ世代です。
特にmother2にハマってファイナルファンタジーの4~6にも「どハマり」しました。
テレビゲームとレース編みで目を悪くした、と捉えています。

逆にプレイステーションで3D画面についてゆけず以降はゲーム界から
足を洗ったことになりますかね。

街を作る話だと「シムシティ」を持ち出す癖があります。
100万回遊べる「風来のシレン」を時々思い出してます。延々と攻撃できる巻物がありましたよ。

ファイナルファンタジーのチョコボ(に乗る)軽快な音楽を思い出してます♪

ゲームに夢中だった時期。
製作者の頭の中、とは思いつつも楽しませてもらってました。

マダムM
2021年1月15日16:05

我が家は娘だったせいか、テレビゲームはスーパーマリオくらいでしたかね。
私はパソコンでソリティアをやってます。今は8枚組で、やっと達成するとバージョンが上がり、難しなるので困ります(-_-;)
一家団欒、まさにボケ防止に最適ですね。しかし、3人家族の我が家での一家団欒は・・・大人数が羨ましいです。

梅子
2021年1月15日16:25

スーパーファミコンのボンバーマンハマりましたねー(笑)
コントローラーを4機揃えて梅蔵さんの弟2人を巻き込み
夜な夜なビールを賭けてカモにしてました^ ^
ヒコヒコさん宅に新しいゲーム機何が入るか楽しみです

ヒコヒコ
2021年1月16日0:52

まるこ様
どうしてあんなにテレビゲームって熱くなるんでしょうね。
ここには書きませんでしたが、私が一番熱くなったのはドラクエでした。
あともう少しで全クリ出来そうなある日のこと。何らかの原因で、データが一瞬のうちに消えたのであります。流石の私もその時は心の底から落ち込みました。
食事も喉を通らず、職場でも放心状態。あんなのは我が人生において、初めてのことでした。
まるこさんはニンテンドーDSをお持ちだったのですね。DSは息子から時々借りて、私も川島隆太教授の「脳トレ」をやっていました。ちなみに川島先生の東北大学加齢医学研究所では、仕事で何度もお世話になりました。先生の話では、相当お●が入ったそうですよ。

話題の「あつまれ動物の森」は息子たちからも勧められました。
現在の流れではニンテンドーSwitchに落ち着きそうな気配です。そうなれば私的には「桃太郎電鉄」をやってみたいなあと思っているのですが、息子や娘が何と言いますか・・・

ヒコヒコ
2021年1月16日1:10

待花。さま
「ファイナルファンタジー」は息子たちがハマっていました。私は「ドラクエ」と「ゼルダの伝説」でしたね。それから「シムシティ」は大好きでした。これは個人的に名作ソフトだと思うのですが。
そのほかにゲーム中のBGMに心奪われたのが『イーハトーヴォ物語』で、これはスーパーファミコンで随分遊びましたが、プレイする度に心癒されるゲームでした。
こう書いていると、ホント、また遊びたくなって来ます!

ヒコヒコ
2021年1月16日1:23

マダムMさま
スーパーマリオはみんな夢中になりました。
このテレビゲームの世界に引きずり込んだのは、このゲームと言っても過言ではないですね。
ソリティアは今もPCでやっています。これは気分転換のゲームかなと。単純ではありますが、それだけに奥が深いですね。飽きることはありません。
ところで我が家は全員が揃うと10名になります。確かに大家族の部類に属するのかもしれませんが、これはこれでなかなか大変です。
食事の準備など、妻は毎度毎度大変な思いをしていますし、何よりお金がかかる。
それでも孫たちの顔が見られるのが一番嬉しいので、それも仕方ないかなと思っています。

ヒコヒコ
2021年1月16日1:31

梅子さま
ボンバーマンは私も息子たちと遊びましたよ!
ただしビールを賭けることはありませんでしたけど(笑)
梅子さんのお宅でコントローラーを4台も揃え、大人が四人、夜な夜なビールを賭けて!!
しかも遊びに来た弟さんをカモにしてというスゴイお話。
梅子姉御の賭場は大盛況だったわけですね。
今度ご開帳する時は、私も参加させてくださいませ。ビール持参で参ります。

chiaki
2021年1月16日10:18

ファイナルファンタジー、今、まさにやってます。
といっても、「Ⅹ」なんで古いゲームですけど。
でも面白いものは、年月を経ても面白いですからね。
私は反射神経が皆無なので、専らRPGです。

マサムネ
2021年1月21日12:37

ゲーム全盛世代です。小学生の時にファミコンが、中高生でスーファミが。そこから今までずっとゲームと共にある人生です。 いつからか新しいハードを子供が欲しい!とジジババにねだるので私が新しいハードを買わないで済みますが(汗) あつ森もスプラトゥーンもその手法で手に入れました(笑)

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