今年最初のクエスチョン
2021年1月13日 親父との会話 コメント (8)親父は相変わらず寝たり起きたりの繰り返し。
起きるのはトイレの時と、食事をする時くらいだ。
一日の8割以上はベッドの上で過ごすような状態である。
当然の事ながら筋肉が弱ってくるので、腰痛や背痛も酷くなってくる。
私はといえば、そんな親父のマッサージが主な役割となっている。
首筋から足の裏まで全身をマッサージするのだが、これがなかなかの重労働。プロのマッサージ師さんたちは一日に何人も施術するのだろうから、頭が下がる思いだ。
今日も今日とて、親父のマッサージをしていたら、妹が側に寄ってきて、昨日、訪問看護師のYさんが訪ねて来たことを教えてくれた。
その時の話。
Yさんが親父に「今朝は何を食べたの」と質問したら、「今朝は日本蕎麦と冷麺を食ったなあ」と返事をしたそうな。
妹は「実際には何も食べてないんだけどね」とポツリ。
ついに親父も呆けてきたのだろうかと、少々心配になる。が、しかし、話には続きがあった。
Yさんが帰ったあと、妹が親父に「今朝は何も食べなかったでしょ。蕎麦なんて出してないよ」と言うと、親父は「蕎麦はおメェが食ってたのを、少しもらったべ。冷麺も」と答えたそうな。
そう言われて妹ははたと気がついた。
蕎麦はその前日に、冷麺はその日の夜に作って、親父に少しだけ分け与えたのだった。
つまり時間的なずれはあったが、食べたことは事実だったのである。むしろその事を忘れていたのは妹の方だったのだ。
「呆けてるんだか、呆けて無いんだか分からんなあ」と私がつい口を滑らせると、ベッドに横になり、それまで黙ってマッサージを受けていた親父が「呆けてねぇぞぉ」と呟いた。
そして目をつぶったまま「1時間経ったべ。ご苦労さん」と私にマッサージ終了を告げた。
私は壁の時計へ目をやると、確かにピッタリ1時間が経ったところだった。しかも不思議なのは、親父の位置からは時計が見えないことである。そして親父はずうっと目を閉じたままだった。
なぜ1時間経ったことが分かったのか。もしかして親父の身体には極めて正確な『体内時計』が存在するのだろうか。
今年最初のクエスチョンに思わぬところで遭遇してしまった。
起きるのはトイレの時と、食事をする時くらいだ。
一日の8割以上はベッドの上で過ごすような状態である。
当然の事ながら筋肉が弱ってくるので、腰痛や背痛も酷くなってくる。
私はといえば、そんな親父のマッサージが主な役割となっている。
首筋から足の裏まで全身をマッサージするのだが、これがなかなかの重労働。プロのマッサージ師さんたちは一日に何人も施術するのだろうから、頭が下がる思いだ。
今日も今日とて、親父のマッサージをしていたら、妹が側に寄ってきて、昨日、訪問看護師のYさんが訪ねて来たことを教えてくれた。
その時の話。
Yさんが親父に「今朝は何を食べたの」と質問したら、「今朝は日本蕎麦と冷麺を食ったなあ」と返事をしたそうな。
妹は「実際には何も食べてないんだけどね」とポツリ。
ついに親父も呆けてきたのだろうかと、少々心配になる。が、しかし、話には続きがあった。
Yさんが帰ったあと、妹が親父に「今朝は何も食べなかったでしょ。蕎麦なんて出してないよ」と言うと、親父は「蕎麦はおメェが食ってたのを、少しもらったべ。冷麺も」と答えたそうな。
そう言われて妹ははたと気がついた。
蕎麦はその前日に、冷麺はその日の夜に作って、親父に少しだけ分け与えたのだった。
つまり時間的なずれはあったが、食べたことは事実だったのである。むしろその事を忘れていたのは妹の方だったのだ。
「呆けてるんだか、呆けて無いんだか分からんなあ」と私がつい口を滑らせると、ベッドに横になり、それまで黙ってマッサージを受けていた親父が「呆けてねぇぞぉ」と呟いた。
そして目をつぶったまま「1時間経ったべ。ご苦労さん」と私にマッサージ終了を告げた。
私は壁の時計へ目をやると、確かにピッタリ1時間が経ったところだった。しかも不思議なのは、親父の位置からは時計が見えないことである。そして親父はずうっと目を閉じたままだった。
なぜ1時間経ったことが分かったのか。もしかして親父の身体には極めて正確な『体内時計』が存在するのだろうか。
今年最初のクエスチョンに思わぬところで遭遇してしまった。
コメント
お父様はもともとしっかりなさっている方です。しかもお茶目で愛らしい方です。
呆けるなんて皆無だと思いますよ。少量のお蕎麦や冷麺を答えたのも、看護師さんに心配かけたく無い配慮でしょう。それは少し問題ですが、お父様の優しさでしょうね。体内時計がしっかりなさっているのは頭がしっかりなさっている証拠ですよ。私などボーっとしてますから、あれ?って時間が過ぎている事があります。
何はともあれヒコヒコさんも妹さんも息抜きやマッサージにでもいらしてくださいね。お疲れ様でございます。
私の場合は、腹時計が誤作動ばかり。
困りました!
お気遣いありがとうございます。
私のような素人マッサージ師でも、親父は喜んでくれているようです。でもそう言う自分はといえば、肩はガチガチ、腰も痛いという有様。それこそマッサージを受けなければならないような状態です。
近いうちにマッサージを受けに行って、プロの施術を覚えてこようかななんて考えていました。
呆けの方ですが、年齢の割りにはしっかりしている方なのでしょう。むしろこちらが呆けないように注意しなければと思います。
ところでまるこさんは「えんとつ町のプペル」をご覧になりたいとか。実は私も気になっていたところです。アニメ映画は久しく観ていなかったので、気持ちを若返らせる意味でもぜひ劇場へ行ってみたいと思います。
「えんとつ町のプペル」実は私はキングコングのファンでもありまして、作品が出来るまでの構想や過程や苦労話を動画で見ていたので是非見たいと思っています。
既にご覧になった方のご感想は、お子さんからお年寄りまで楽しめる映画だと。
夢を持つこと、諦めない事、勇気を持つ事を教えてくれる映画だそうです。
何度も足を運ぶ方も多いようで、SNSでは「1プペル」「2プペル」とカウントしています。めちゃ感動するようです。涙脆い私はハンカチ持参で行きます。
そうだ!お孫さんお誘いで行かれて見てはいかがでしょう?
えへへ!
「えんとつ町のプペル」のコマーシャルさせて頂きました。ペコリ。
調べたところ、仙台駅前の映画館でも上映しているようですので、この休みにも息子夫婦と孫たちを引き連れて出かけてみようかと思います。まずは「1プペル」。
そうそう、ハンカチも忘れずに。
お世話になっていたマッサージ師さんに
揉んでるあなたは肩が凝らないのですか?と
聞いたことがあります
その方は休日はマッサージをしてもらいに行くそうです
そりゃそうでしょうね^^;と納得してしまいました