連日の猛暑で少々バテ気味ですが、皆さまは如何お過ごしでしょうか。
私は退職間近ということもあり、有休を消化しつつ毎日ある場所へ避暑に出かけておりました。
そしてそんな私に付き合ってくれていたのが、「毎日が夏休み」の我が親父。
いや、逆だな。
「毎日が夏休み」の親父に付き合っていたのが、この私の方が正しいかも。
そしてその避暑地とは市内各所にあるファミレスです。
昨日はガスト。今日はCOCO’S、そして明日はBig Boyといった具合に、毎日ファミレスを渡り歩いていたのですが、一番の目当てはよく冷えたビールを飲むことです。
我ら、あくまでも名目は暑気払いなのですが、ただの呑兵衛の日常行動に過ぎません。
親父と私の間では、これをADL(Activities of Daily Living・日常生活動作)と呼んでいます。
それをおふくろがお世話になった介護士の方に話したところ、
「まったく間違っています」と怒られました。
さて、店によってはビールが半額になる時間帯があるので、ビール大好き人間の親父にはこれはもうたまらない魅力。
私の分までどんどん頼むので、テーブルの上には空のジョッキが次々に増えていく。
入店して三十分もしないうちに、ふたりでへべれけ状態となる有様です。
親父も親父で、ビールを運んで来てくれる女の子に、いちいち愛想を振りまいている。
『ありがとネ』
『いやあ、美味しいヨ!』
『ここのビールが一番だネ』
『何度もゴメンネ!!』
『この豆腐、やわらかくて助かります』
『もう最高です』
とにかく運んで来てくれる女の子に、その度ごとに声をかける親父。しかも同じフレーズは二度使わないのであります。
しまいには
『○○さん、ありがとうね。ごくろうさんだったね。また来ます』
という具合に、いつの間に覚えたのか、相手の名前をちゃんと付けながら、感謝の意を伝えているのであります。
これが御年九十になろうという我が親父でありますが、かつては大企業のトップ・セールスだった理由も、何となく頷けようというものです。
すっかり出来上がってしまった父子を、我が妹が「回収」にやって来るという、この繰り返しの日々。毎日酔っ払っていたせいでブログも夏休みさせて頂いた次第です。
それにしても、親父の年金で飲むタダビールの味は最高でした。
私は退職間近ということもあり、有休を消化しつつ毎日ある場所へ避暑に出かけておりました。
そしてそんな私に付き合ってくれていたのが、「毎日が夏休み」の我が親父。
いや、逆だな。
「毎日が夏休み」の親父に付き合っていたのが、この私の方が正しいかも。
そしてその避暑地とは市内各所にあるファミレスです。
昨日はガスト。今日はCOCO’S、そして明日はBig Boyといった具合に、毎日ファミレスを渡り歩いていたのですが、一番の目当てはよく冷えたビールを飲むことです。
我ら、あくまでも名目は暑気払いなのですが、ただの呑兵衛の日常行動に過ぎません。
親父と私の間では、これをADL(Activities of Daily Living・日常生活動作)と呼んでいます。
それをおふくろがお世話になった介護士の方に話したところ、
「まったく間違っています」と怒られました。
さて、店によってはビールが半額になる時間帯があるので、ビール大好き人間の親父にはこれはもうたまらない魅力。
私の分までどんどん頼むので、テーブルの上には空のジョッキが次々に増えていく。
入店して三十分もしないうちに、ふたりでへべれけ状態となる有様です。
親父も親父で、ビールを運んで来てくれる女の子に、いちいち愛想を振りまいている。
『ありがとネ』
『いやあ、美味しいヨ!』
『ここのビールが一番だネ』
『何度もゴメンネ!!』
『この豆腐、やわらかくて助かります』
『もう最高です』
とにかく運んで来てくれる女の子に、その度ごとに声をかける親父。しかも同じフレーズは二度使わないのであります。
しまいには
『○○さん、ありがとうね。ごくろうさんだったね。また来ます』
という具合に、いつの間に覚えたのか、相手の名前をちゃんと付けながら、感謝の意を伝えているのであります。
これが御年九十になろうという我が親父でありますが、かつては大企業のトップ・セールスだった理由も、何となく頷けようというものです。
すっかり出来上がってしまった父子を、我が妹が「回収」にやって来るという、この繰り返しの日々。毎日酔っ払っていたせいでブログも夏休みさせて頂いた次第です。
それにしても、親父の年金で飲むタダビールの味は最高でした。
コメント
良いですね~。
お父様、最高!です。(^_-)-☆
大好きなんですよ。ヒコヒコさんのお父様。お茶目で可愛らしくて。
それは素晴らしいADLですね。笑。
お父様のユーモアとかウイットに富んだ会話はトップセールスだったお父様が未だにその能力が健在ということです。素晴らしい!!
親子二人で充実した日々ですね。
なんて褒めると妹さんからお叱りいただきそうですが…。
妹さんもお父様がお留守の時はちょっとご自分の事でお時間使えますものね。
そしてヒコヒコさんはお父様から「ゴチ」になる。
で、当のお父様は大好きなビールを愛息子と楽しめる。
ん?これって皆さんがWIN-WIN何ですね!
ナイスです。
これからもお父様とのお時間を大切になさってください(^_-)-☆
ありがとうございます。
こんな調子で、日々ぶらぶらぐだぐだと過ごしております。
残暑厳しき折、アミさんにはどうぞご自愛のほどを。
我ら父子はWin-Winの関係と言うか、共存共栄?と言いましょうか、日々二人三脚でウォーキングをしております(とても走れませんので!)。
これも常にお互いが頼み事や頼まれごとをし続けている、つまり相手を頼りにしているからこその関係持続と言っても良いかもしれません。
いや、言葉が綺麗すぎますね。
「あてにしている」という表現が正しいようで。
親父も私も歳を取りましたが、まだ私の方が幾分若いので、これからも親父をサポートしていこうと思っております。
旦那様の生い立ちを伺い、大変お気の毒に思いました。
マダムMさんがお書きになられたように、一度でも父子で語り合い、飲み明かすような機会があったらどんなに良かったことでしょうか。
それを思うと、吾等は恵まれているなとつくづく思います。
尤も親父も幼い頃に親を亡くしており、母親(私の祖母)の縁が薄いのです。
少年兵だった親父が、伊豆の浜辺で隊列を組んで訓練中に、母親とよく似た人を見かけて、列から飛び出して行きたかったと述懐しています。
実はこの話、今まで何度も聞かされてきました。男にとって母親は、やはり特別な存在なのですね。