土曜日の午後。ショッピング・モールに出かけて、本屋で立ち読みをしていたら、懐かしいタイトルが目に入って来た。それが「佐武と市捕物控」だ。
石ノ森章太郎が描いた時代劇(推理物)漫画である。
アニメやドラマにもなったのでご存知の方も多いだろう。
この漫画が初めて世に出た頃は、私はまだ小学生だったが、掲載誌の週刊少年サンデー(のちに月刊ビックコミック)は愛読していたからその漫画の存在自体は知っていた。ただし、小学生が江戸の風物や人情話を理解できるような年端ではない。いつもその頁は読み飛ばしていたのだった。
そんな私が再びこの漫画と出会ったのは、社会人になってからのこと。営業で外回りをしていた頃、いつも時間潰しに使っていた喫茶店に「佐武と市捕物控」の漫画本が置いてあったのだ。
長い時間を経て再び手にした「佐武と市捕物控」だったが、その世界に自分が取り込まれていくのに時間はそうかからなかった。
最初は単なる時間潰しのために立ち寄っていた喫茶店だったが、そのうちにその漫画を読むために通うようになってしまった。
「佐武と市捕物控」の読みたい巻が他の客の手にある時に、たまたま小池一夫原作の「弐十手物語」に手を出したのだが、こちらの方ものめり込んでしまった。
そんな私を見た他社の営業マンたちからは「おや、時代劇ブームの到来ですか」などとからかわれたものだ。
そんな昔のことが急に甦ってきて、私は迷うことなくレジへとその本を持って行った。
今回購入したのは「佐武と市捕物控 江戸暮らしの巻」だが、毎月続刊が発売されるようで楽しみである。
「佐武と市捕物控」筑摩書房 780円 文庫版
石ノ森章太郎が描いた時代劇(推理物)漫画である。
アニメやドラマにもなったのでご存知の方も多いだろう。
この漫画が初めて世に出た頃は、私はまだ小学生だったが、掲載誌の週刊少年サンデー(のちに月刊ビックコミック)は愛読していたからその漫画の存在自体は知っていた。ただし、小学生が江戸の風物や人情話を理解できるような年端ではない。いつもその頁は読み飛ばしていたのだった。
そんな私が再びこの漫画と出会ったのは、社会人になってからのこと。営業で外回りをしていた頃、いつも時間潰しに使っていた喫茶店に「佐武と市捕物控」の漫画本が置いてあったのだ。
長い時間を経て再び手にした「佐武と市捕物控」だったが、その世界に自分が取り込まれていくのに時間はそうかからなかった。
最初は単なる時間潰しのために立ち寄っていた喫茶店だったが、そのうちにその漫画を読むために通うようになってしまった。
「佐武と市捕物控」の読みたい巻が他の客の手にある時に、たまたま小池一夫原作の「弐十手物語」に手を出したのだが、こちらの方ものめり込んでしまった。
そんな私を見た他社の営業マンたちからは「おや、時代劇ブームの到来ですか」などとからかわれたものだ。
そんな昔のことが急に甦ってきて、私は迷うことなくレジへとその本を持って行った。
今回購入したのは「佐武と市捕物控 江戸暮らしの巻」だが、毎月続刊が発売されるようで楽しみである。
「佐武と市捕物控」筑摩書房 780円 文庫版
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