映画「ハンター・キラー 潜航せよ」を観た
2019年4月19日 映画 コメント (1)
会社の振休を利用して、平日の午後、映画館へと足を運んだ。
選んだ映画は「ハンター・キラー 潜航せよ」だ。原作本を読んでの映画鑑賞というわけである。
さて、原作本がある映画の場合、どうしても(原作本と)比較されてしまうのは仕方のないことだ。そして大抵は原作本の方に軍配が上がる。それはそうだろう。映画の方は2時間台で纏めなければならないという制約がある。最初から大きなハンディを負っているのだから仕方がない。そしてこの映画も、やはりその制約に縛られていた。
原作では「海」と「陸」の両面でバトルが繰り広げられるのだが、映画の方は「海」のバトル一本に絞り込まれていた。そのためこの映画は、完全なる海洋サスペンスアクションものになってしまった感は否めない。なにしろ「陸」でのバトルは証券取引所での不正を暴いた女性監査官が、ロシアンマフィアに監禁されたり、逃亡したりと、こちらはこちらでハラハラドキドキのストーリーが展開するのだから、それだけでも一本のサスペンス映画が撮れてしまうことだろう。もしふたつの物語を同時進行させたら、冗長な映画になってしまった可能性もある。
監督もそのあたりを考慮して、あえて「陸」のストーリーはカットしたのか。それとも予算の関係か。ちょっと勘ぐってみたくなる。
登場人物の設定も多少原作とは異なっているようだ。原作本では第二の主人公と言っても良いドゥロフ提督が、ロシア国防相として描かれている。原作では深みのある敵役だったが、映画ではただの間抜けな敵役になってしまったのが残念だ。
私はてっきりゲイリー・オールドマンがドゥロフを演じるものと思っていただけに、少々消化不良気味だったが、さすがはアメリカ映画、バトルシーンはとても迫力があった。
主演のジェラルド・バトラーもエリートではない艦長という役どころを、巧くこなしていた。実年齢も50歳くらいだろうか。渋みもあり、冷静沈着かつ豪胆さを兼ね備えた艦長というキャラクターが本人とうまく重なっていた。
危機が去ったかと思わせておきながら、そこへまた次なる危機が次々に降りかかってくるというノンストップ・アクション映画。頭の中で描いていた映像を完全に凌駕していたことだけは確かだ。お勧め度は☆☆☆☆★くらいかな。
選んだ映画は「ハンター・キラー 潜航せよ」だ。原作本を読んでの映画鑑賞というわけである。
さて、原作本がある映画の場合、どうしても(原作本と)比較されてしまうのは仕方のないことだ。そして大抵は原作本の方に軍配が上がる。それはそうだろう。映画の方は2時間台で纏めなければならないという制約がある。最初から大きなハンディを負っているのだから仕方がない。そしてこの映画も、やはりその制約に縛られていた。
原作では「海」と「陸」の両面でバトルが繰り広げられるのだが、映画の方は「海」のバトル一本に絞り込まれていた。そのためこの映画は、完全なる海洋サスペンスアクションものになってしまった感は否めない。なにしろ「陸」でのバトルは証券取引所での不正を暴いた女性監査官が、ロシアンマフィアに監禁されたり、逃亡したりと、こちらはこちらでハラハラドキドキのストーリーが展開するのだから、それだけでも一本のサスペンス映画が撮れてしまうことだろう。もしふたつの物語を同時進行させたら、冗長な映画になってしまった可能性もある。
監督もそのあたりを考慮して、あえて「陸」のストーリーはカットしたのか。それとも予算の関係か。ちょっと勘ぐってみたくなる。
登場人物の設定も多少原作とは異なっているようだ。原作本では第二の主人公と言っても良いドゥロフ提督が、ロシア国防相として描かれている。原作では深みのある敵役だったが、映画ではただの間抜けな敵役になってしまったのが残念だ。
私はてっきりゲイリー・オールドマンがドゥロフを演じるものと思っていただけに、少々消化不良気味だったが、さすがはアメリカ映画、バトルシーンはとても迫力があった。
主演のジェラルド・バトラーもエリートではない艦長という役どころを、巧くこなしていた。実年齢も50歳くらいだろうか。渋みもあり、冷静沈着かつ豪胆さを兼ね備えた艦長というキャラクターが本人とうまく重なっていた。
危機が去ったかと思わせておきながら、そこへまた次なる危機が次々に降りかかってくるというノンストップ・アクション映画。頭の中で描いていた映像を完全に凌駕していたことだけは確かだ。お勧め度は☆☆☆☆★くらいかな。
コメント
艦長のジェラルド・バトラーは「オペラ座の怪人」で怪人でした。あのセクシーさが消え、渋くなってましたねぇ。NSAの女性アナリストが恰好良かったです!
「レッドオクトーバー」みたいな潜水艦同士の追跡のソナー音だけの緊迫感は無かったですね。
原作の方が断然面白い・・・