宇宙本 はやぶさ2によせて
2019年2月26日 読書 コメント (9)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したことは周知の通りである。
そして今回はタッチダウン、即ち着陸した直後に離陸するという方法を採用した。タッチダウンの際、「サンプラーホーン」という装置から金属製の5グラムの弾丸が、秒速300メートルの速さで地表面に撃ち込まれる。その衝撃によって砕け散った岩石などを採取するというわけだ。
JAXAの発表によれば、そのシーケンスは無事に成功したという。初代「はやぶさ」に続く快挙である。日本の宇宙探査能力の高さがまたひとつ証明されたと言っても良い。
科学、特に宇宙物理学にはまったくご縁の無い私だが、そういう話を見聞きすると、すぐに触手を伸ばしたくなるのが悪い癖だ。
分かりもしないくせに「はやぶさ2」の快挙に刺激されて、今回も宇宙関連の本を読み漁った。
以前購入して積読状態だった本や、新たに購入した本を同時並行で読んでみたのだが、その結果はといえば、わからんの一言。どうもこの分野への着陸はヒコヒコには無理のようである。それこそタッチダウンで逃げ出すしかなさそうだ。
ところで気になったのは小惑星「リュウグウ」のことだ。この小惑星のことを詳しく知っている一般人はどれほどいるのだろうか。また、なぜリュウグウなどという日本昔話のようなネーミングになったのだろう。ふと、私の中に疑問が浮かんだ。
そこで気になる点をいくつか調べてみたところ、意外なことが分かった。
まず、この「リュウグウ」が発見されたのは、1999年5月のこと。LINEAR(リンカーン地球近傍小惑星探査・自動観測プログラム)によって発見された。
2015年10月にはJAXAから小惑星センターのリストに「Ryugu」の名称が記載されたことが公表されたのだが、ここで第一の疑問。なぜ「Ryugu」なのか。
それについては、昔話の「浦島太郎」もモチーフになっているようだ。
ご存知のように浦島太郎は竜宮城から玉手箱を持ち帰る話だが、「はやぶさ2」もまたサンプルをカプセルに入れて持ち帰るため、そのイメージが重なること。
また、この小惑星(正式名称:1999 JU3)は水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であること。さらに、既存の小惑星の名称に類似するものが無いことや、「神話由来の名称が望ましい」とする国際天文学連合の定めたルールに合致することなどから決定されたらしい。
このように名前ひとつ決めるにも、色々と決まり事があるのだ。今までそれすら知らなかったのだから、やはり勉強はするものである。
「リュウグウ」について調べていたら、もうひとつ気になる言葉を見つけた。それが「PHA」である。これは「Potentially Hazardous Asteroid」の略だが、日本語では「潜在的に危険な小惑星」と訳される。早い話が地球にぶつかる可能性の高い小惑星だということだ。また、万が一衝突した場合には地球に与える影響が大きい小惑星の分類に入るのだそうで、そう思うと、とても怖い星なのである。
そういうことで、どうぞはやぶさ2よ。持ち帰るのはサンプルだけにしておくれと今からお願いしておこう。
写真上:併読した宇宙関連本
写真下:サンプラーホーン
そして今回はタッチダウン、即ち着陸した直後に離陸するという方法を採用した。タッチダウンの際、「サンプラーホーン」という装置から金属製の5グラムの弾丸が、秒速300メートルの速さで地表面に撃ち込まれる。その衝撃によって砕け散った岩石などを採取するというわけだ。
JAXAの発表によれば、そのシーケンスは無事に成功したという。初代「はやぶさ」に続く快挙である。日本の宇宙探査能力の高さがまたひとつ証明されたと言っても良い。
科学、特に宇宙物理学にはまったくご縁の無い私だが、そういう話を見聞きすると、すぐに触手を伸ばしたくなるのが悪い癖だ。
分かりもしないくせに「はやぶさ2」の快挙に刺激されて、今回も宇宙関連の本を読み漁った。
以前購入して積読状態だった本や、新たに購入した本を同時並行で読んでみたのだが、その結果はといえば、わからんの一言。どうもこの分野への着陸はヒコヒコには無理のようである。それこそタッチダウンで逃げ出すしかなさそうだ。
ところで気になったのは小惑星「リュウグウ」のことだ。この小惑星のことを詳しく知っている一般人はどれほどいるのだろうか。また、なぜリュウグウなどという日本昔話のようなネーミングになったのだろう。ふと、私の中に疑問が浮かんだ。
そこで気になる点をいくつか調べてみたところ、意外なことが分かった。
まず、この「リュウグウ」が発見されたのは、1999年5月のこと。LINEAR(リンカーン地球近傍小惑星探査・自動観測プログラム)によって発見された。
2015年10月にはJAXAから小惑星センターのリストに「Ryugu」の名称が記載されたことが公表されたのだが、ここで第一の疑問。なぜ「Ryugu」なのか。
それについては、昔話の「浦島太郎」もモチーフになっているようだ。
ご存知のように浦島太郎は竜宮城から玉手箱を持ち帰る話だが、「はやぶさ2」もまたサンプルをカプセルに入れて持ち帰るため、そのイメージが重なること。
また、この小惑星(正式名称:1999 JU3)は水を含む岩石があると期待されており、水を想起させる名称案であること。さらに、既存の小惑星の名称に類似するものが無いことや、「神話由来の名称が望ましい」とする国際天文学連合の定めたルールに合致することなどから決定されたらしい。
このように名前ひとつ決めるにも、色々と決まり事があるのだ。今までそれすら知らなかったのだから、やはり勉強はするものである。
「リュウグウ」について調べていたら、もうひとつ気になる言葉を見つけた。それが「PHA」である。これは「Potentially Hazardous Asteroid」の略だが、日本語では「潜在的に危険な小惑星」と訳される。早い話が地球にぶつかる可能性の高い小惑星だということだ。また、万が一衝突した場合には地球に与える影響が大きい小惑星の分類に入るのだそうで、そう思うと、とても怖い星なのである。
そういうことで、どうぞはやぶさ2よ。持ち帰るのはサンプルだけにしておくれと今からお願いしておこう。
写真上:併読した宇宙関連本
写真下:サンプラーホーン
コメント
若干回る速度は落ちている様ですけどね。考えれば考えるほど不思議です。
JAXAやNASAや宇宙開発や宇宙の研究をなさっている方って、途方も無い事にチャレンジなさっているんだなぁ〜と単純な私は目を丸くするばかりです。
はやぶさの開発、制作、打ち上げに携わった方の苦労が報われますね。
しかしよく思いつくものですね。脱帽です。
このところ寝不足で、毎日3時間ほどしか寝ていません。おかげで頭の中で一日中霧笛が鳴っています。
ボォーっと生きてんじゃねえよ!!と、まるこちゃんに叱られますね!
さて、「はやぶさ2」は凄い事をやってくれました。それを言うなら開発したJAXAこそ讃えるべきでしょうか。
遠隔操作というか、遠隔制御と言いますか、着陸時にははやぶさ2自体が判断しながらタッチダウンを試みるというのですから、驚き桃の木山椒の木(古いか!!)です。
あのNASAでさえなし得ない事をやった訳ですから日本の宇宙開発技術は、世界のトップレベルにあることは間違いありません。
この先、ますます目が離せなくなりました!
それにしても、眠い...
宇宙本を何冊か併読しましたが、宇宙には夢がありますよね。いずれの本も私を未知の世界に誘ってくれました。
ここには写真を載せませんでしたが、地球外生命は存在するのかといった本も読みました。それこそ人類にとっての永遠のロマンです。私は有ると信じているのですが、mocoさんは如何ですか。
そんな事を考えているだけでも、ワクワクしてきます。
あはは!
なんと申し上げたらよいか。竹内結子ファンの私としては、夢を壊さないでと言いたいところですが、現実は往々にしてそのようなものだと悟っております。
ちなみに我が息子のひとりが、JAXAに出入りしているのですが、可愛い子はいるかと訊ねたところ無言でした。尤も普段から無口なのですがね...
貴重な情報を?ありがとうございました!
UFOは実在しますので、どうぞご安心ください。なにしろ私、妻と一緒に凄いのを目撃しましたし、二男と一緒にクルマに乗っていた時も、バッチリ見ました。
それが地球外生命体によるものかどうかは不明ですが、間違いなく実在する事だけは断言出来ます。
私の職場にいる某主任研究員は、UFOに乗ったことがあるとまで言っています。私は何度か眉に唾をつけながらその話を黙って聞いていましたが、本人はいたって真剣そのものでした。こういうのもロマンなんでしょうかねぇ。
あまりに文字上が美しかったのでご報告です。てへ。
竹内結子さんがお好きでいらっしゃるヒコヒコさん、
彼女には演技ともども加算で観ていきましょうね。
何事もプラス思考ですよ。