同じ会社に息子がいるということは
2019年1月15日 お仕事 コメント (11)12~14日までの3連休は、明日から2週にかけて行う、息子と二人での東北出張の準備にほとんど費やされてしまった。
東北の拠点を回り、大勢の関係者に会い、息子の紹介を兼ねて情報交換や意見聴取などを行う予定なのだ。
息子もだいぶ緊張しているようで、私の家に来ては資料を読み込んだり、質問を浴びせかけたりしていた。しかし、もっと緊張しているのは私かもしれない。
まず、息子が同じ会社に入ったその経緯などから話を始めなくてはならないだろうし、私自身の今後の身の振り方についても尋ねられる可能性がある。
親のいる会社に後から自分の子供が入社してくるようなケースでは、周囲から、かなり厳しい目で見られるものだ。他の新入社員と同じプロセスを経て入社したのかどうか、疑いの目を持って見られるのが普通だろう。特に同じ会社の人間からは尚更そのように見られることだろう。
息子から入社の意向を伝えられた時、一般応募という形で試験を受けるように強く勧めたのはそのためである。
試験官は6名だが、全員私の後輩ばかり。どうせ分かることなので、息子が受験することを伝えたが、それ以上の接触はしないようにした。彼等とは部門がまったく異なるので利害関係もないが、変な噂が立つのも嫌だからだ。あくまでも採用の可否は彼らの判断次第である。また、私もそれで最良の方法であると思ったのだ。
もし、情実的なものが加味されたら、あとで苦しむことになるのは息子本人だからだ。
お陰様で筆記試験も面接も合格となり、正々堂々と入社することが出来たのだが、一番安堵したのはおそらく私と妻のふたりだろう。そしてもうひとつ。今の会社に私が身を置くことが出来るのも、あと僅かになったことがこれで確定したわけだ。
息子に引き継ぐことは沢山あるが、完全には無理だと思う。ある程度の見切り発車は仕方がない。あとは息子がどのように頑張るかだ。
明日からの親子出張は、色々な思いが我らの上に交錯することだろう。
東北の拠点を回り、大勢の関係者に会い、息子の紹介を兼ねて情報交換や意見聴取などを行う予定なのだ。
息子もだいぶ緊張しているようで、私の家に来ては資料を読み込んだり、質問を浴びせかけたりしていた。しかし、もっと緊張しているのは私かもしれない。
まず、息子が同じ会社に入ったその経緯などから話を始めなくてはならないだろうし、私自身の今後の身の振り方についても尋ねられる可能性がある。
親のいる会社に後から自分の子供が入社してくるようなケースでは、周囲から、かなり厳しい目で見られるものだ。他の新入社員と同じプロセスを経て入社したのかどうか、疑いの目を持って見られるのが普通だろう。特に同じ会社の人間からは尚更そのように見られることだろう。
息子から入社の意向を伝えられた時、一般応募という形で試験を受けるように強く勧めたのはそのためである。
試験官は6名だが、全員私の後輩ばかり。どうせ分かることなので、息子が受験することを伝えたが、それ以上の接触はしないようにした。彼等とは部門がまったく異なるので利害関係もないが、変な噂が立つのも嫌だからだ。あくまでも採用の可否は彼らの判断次第である。また、私もそれで最良の方法であると思ったのだ。
もし、情実的なものが加味されたら、あとで苦しむことになるのは息子本人だからだ。
お陰様で筆記試験も面接も合格となり、正々堂々と入社することが出来たのだが、一番安堵したのはおそらく私と妻のふたりだろう。そしてもうひとつ。今の会社に私が身を置くことが出来るのも、あと僅かになったことがこれで確定したわけだ。
息子に引き継ぐことは沢山あるが、完全には無理だと思う。ある程度の見切り発車は仕方がない。あとは息子がどのように頑張るかだ。
明日からの親子出張は、色々な思いが我らの上に交錯することだろう。
コメント
親は子供がいくつになっても、心配ですよね。だから「俺、俺詐欺」が横行するのかな?
私の父と弟がそうでした。世襲制ではない世界です。勿論弟も試験を受ける面接や馬術の試験を合格して調教師になった訳です。が狭い世界では親子である事で色々と大変でした。ましてや勝負の世界。間に入った母が「あの頃が一番苦労したわ」と言います。ただどこか父は嬉しそうだった事は確かです。自分の仕事を息子が認めたという感覚。父として師匠としてリスペクトされている様な気分だったのだと思います。引退した父は弟の厩舎の馬の応援に全てかけていたと言っても過言ではありません。息子さんとご一緒お仕事出来るチャンス。どうぞ大切になさって下さいね。そして今後ヒコヒコさん惜しみなく息子さんにアドバイス差し上げて下さいね。
おそらく息子さんもヒコヒコさんの息子さんである事でかなりプレッシャーをお感じになっていらっしゃる筈。こんな時頼れるのは父であり、数々の山場を乗り越えて来られた大先輩だと思いますから。色々な意味で意義の大きな出張となります様に、陰ながらお祈りしております。
私は父からあっさり「ジョッキーになりたいと」言う戯言を鼻で笑われて即刻却下されましたが…娘と息子ではそこが違うのでしょうね。笑。
七光りする親なら良いのですが、一光もしていないのではと不安になってきました。
幸い息子の評判はそう悪くはなさそうなので、とりあえず安堵しております。
あとはおっしゃる通り本人次第。なんとか頑張って欲しいと願っています。
親子で同じ職場にいると、絶対に比較されてしまいます。これはもうどうしようもないことです。そこは最初から承知の上での入社でした。
まるこさんの父上と弟さんは、相当ご苦労されたのではないかと思いますが、その一方で息子が自分の仕事を認めた嬉しさという気持ちは、私も今なら分かる気がします。
時々息子が「親父はこんなことやってたんだ」と言って驚くことがあります。
「俺、出来るかなあ」と漏らすこともしばしば。その度に「大丈夫だ。心配する前にやってみろ」と叱咤します。
心配を払拭する方法は行動すること。今、息子に教え始まったのはまずそのことです。どの分野でも共通することだと思うのですが、結局自分を助けるのは自分しかいないのだということを、息子には理解して貰いたいと思います。
語弊があるといけませんね。自分という存在は、大勢の人たちによって支えられているわけで、自分ひとりで生きているわけではありません。それはどなたも承知の話です。しかし、大勢の人たちの支えを得られるかどうかは別問題。支えて貰えるような人間になるためには、自分が相応の努力をしなければならない訳で、それが自分を助けるのは自分という意味です。
他の二人の息子たちにも常々聞かせているのですが、こちらは馬耳東風のようでして、親はいつまでも心安らぐことが出来そうもありません。
ありがとうございます。
少々近すぎる気もしますが、厳しい目を持って見守りたいと思います。
お父上がそう言われた気持ちは分かるような気がします。
実は私も息子が入ったので、今年で退職するつもりです。息子にはそれまでにすべてを伝えたいと考えていますが、おそらく無理でしょうね。
あとは自分の力で、自分のやり方で切り開いてもらう、むしろその方が本人にとっても良いことかもしれませんね。
お話が面白くて、ちょくちょく読ませていただいていたのですが、リンクさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
m(__)m
リンクして頂きまして、ありがとうございます。
こちらこそ宜しくお願いします。
出張先で体調を崩してしまい、この土日は家で寝込んでいました。
インフルエンザや風邪が流行していますので、どうぞお気をつけください。