ラテン・ポップスのスターたち① アレハンドロ・サンス
2018年12月12日 音楽 コメント (6)だいぶ以前の話だが、バルセロナで最も大きな百貨店、エル・コルテ・イングレスに入った。帰国直前だったので、土産代わりにスペインで人気高いアーティストのCDをまとめ買いしていこうと思ったのである。
私がCDコーナーで悩んでいる様子を見ていたのか、年配の女性店員が近づいて来て、今スペインで最も売れているアーティストはこれですと言って、1枚のCDを差し出した。
それはデビューして間もないエンリケ・イグレシアスのCDだった。
エンリケ・イグレシアスといえば、日本でも有名なフリオ・イグレシアスの息子である。
実はこの女性店員に言われるまでもなく、既にその存在は知っていたし、そのCDも入手していた。父親と歌い方までよく似ているなあと思ったが、感想としてはそこまでだった。
私はその女性店員に、既にそのCDは持っていることを伝え、他にお勧めはないか尋ねたところ、アレハンドロ・サンスが若い女性たちに大人気であることを教えられた。
のちにこのアレハンドロ・サンスはグラミー賞を14回も受賞することになるのだが、ラテン・ポップスには詳しい私でも、この時はまだ彼のことを何も知らなかった。
さて、このアレハンドロ・サンス。自ら作詞・作曲するシンガー・ソング・ライターだが、実に美しく、そして切なく、とても印象的な曲を作る人だと思った。そして彼の心から絞り出すハスキーな歌声は、スペイン女性のハートを鷲掴みにしてしまうことも頷ける。
聴いていてどこかにカンタ・フラメンコの節回しを感じるのは、お国柄のせいか。
それにしても、人生や愛を真正面から謳い上げる彼の歌に、スペインの10代、20代の女の子たちが熱狂する姿は、日本ではちょっと考えられないものがある。
※数ある彼の歌の中でも、特に私が好きな歌がこれ。
「Cuando Nadie Me Ve」(誰も私を見はしない)
https://www.youtube.com/watch?v=FXHcO01BYtA
私がCDコーナーで悩んでいる様子を見ていたのか、年配の女性店員が近づいて来て、今スペインで最も売れているアーティストはこれですと言って、1枚のCDを差し出した。
それはデビューして間もないエンリケ・イグレシアスのCDだった。
エンリケ・イグレシアスといえば、日本でも有名なフリオ・イグレシアスの息子である。
実はこの女性店員に言われるまでもなく、既にその存在は知っていたし、そのCDも入手していた。父親と歌い方までよく似ているなあと思ったが、感想としてはそこまでだった。
私はその女性店員に、既にそのCDは持っていることを伝え、他にお勧めはないか尋ねたところ、アレハンドロ・サンスが若い女性たちに大人気であることを教えられた。
のちにこのアレハンドロ・サンスはグラミー賞を14回も受賞することになるのだが、ラテン・ポップスには詳しい私でも、この時はまだ彼のことを何も知らなかった。
さて、このアレハンドロ・サンス。自ら作詞・作曲するシンガー・ソング・ライターだが、実に美しく、そして切なく、とても印象的な曲を作る人だと思った。そして彼の心から絞り出すハスキーな歌声は、スペイン女性のハートを鷲掴みにしてしまうことも頷ける。
聴いていてどこかにカンタ・フラメンコの節回しを感じるのは、お国柄のせいか。
それにしても、人生や愛を真正面から謳い上げる彼の歌に、スペインの10代、20代の女の子たちが熱狂する姿は、日本ではちょっと考えられないものがある。
※数ある彼の歌の中でも、特に私が好きな歌がこれ。
「Cuando Nadie Me Ve」(誰も私を見はしない)
https://www.youtube.com/watch?v=FXHcO01BYtA
コメント
現地で店員さんとやり取りが出来るなんて、羨ましい!!
ラテンポップスはほとんど縁が無いのですが、さすがフリオ・イグレシアスは知ってますよ。私はもっぱら英米のポピュラー音楽かロック(80年代)が好きです(^^♪
お薦めの曲、聴いてみますね。
堪能というほどではありませんが、母親が若かりし頃、ラテン歌手を目指していたので、子供の頃からスペイン語を教えてもらったり、レコードを聴いては訳詞カードと首ったけ状態で覚えました。ただ、スペイン語が上達すると、英語の発音は反比例的に下手になりますね。
私に大いなる影響を与えたのは、音楽評論家の永田文夫先生です。訳詞家としても著名な方で、シャンソンの名曲「恋心」や「愛の賛歌」は先生の日本語訳で多くの歌手が歌っています。
NHKFMの番組も持っておられましたし、先生のレコードコンサートに出かけては、ヨーロッパで仕入れてきたというレコードを紹介しながら、その場で訳されていく姿に、カッコイイなあと憧れを抱いたものです。
残念ながら先生は一昨年お亡くなりになりましたが、日本にフリオ・イグレシアスを紹介したのも先生でした。
ちなみに私も80年代の英米ポピュラー音楽は大好きです。最近、ユー・チューブなどで聞き直しているのですよ。
お聴き頂けましたか。
切な系の曲ですが、どこか日本人の琴線に触れるような感じがすると思います。
amazonなどで購入可能ですので、もしよろしければどうぞ。
ヒコヒコさんて一体どんな方なんでしょう。
英語とスペイン語ができれば世界どこでも怖いものなしですね。
いえいえ、英語は苦手です!英語よりはスペイン語のほうが、まだましといったレベルです。
そのスペイン語だって独学ですから、怪しいもんです!