ヒコヒコ通信BOOK
2018年10月18日 趣味 コメント (8)
このDiaryNoteを書き始めたのが14年ほど前のこと。
当時、ブログなどというものをまったく知らなかったこの私に、しきりと書くことを勧めてくれたのがachara氏であった。
彼のブログは勿論のこと、他の方々のブログも読ませて頂きながら、皆さんの巧みな筆さばきに感心しつつ、それらを参考にぽつぽつと書き始めた。
途中、東日本大震災という未曽有の災害のため、しばらくの期間、ブログを中断することになってしまった(ヒコヒコの本業は、公的な機関からの依頼を受けて、様々な調査活動を行うリサーチャーなのであります)。
委託元からは「守秘義務」を課せられるので、ついうっかりブログに書いてしまうと大変なことになってしまう。そこで震災後のある時期から無断欠席をさせて頂いた次第である(※当時は特に震災関連の調査依頼が大変多かった)。
そのため、実質10年間ほどの日記ということなのだが、改めて見返してみると、よくもまあこんなことを書いたものだとか、或いはあまりに酷い内容で途中で読むのを止めてしまったものもあったが、中には自分の心情が飾り気なしに綴られているものを見つけてはほくそ笑んだ。
今年に入って或る人に自分がブログを書いていることを、それも結構長い期間に渡って続けていることを話したら、それをダイジェスト版として本にしてみたら記念になるし面白いのではないかとアドバイスを受けた。
それまで自分のブログを本に纏めてみるなんて、微塵も考えたことが無かったので、そのアドバイスはまさに青天の霹靂以外の何物でもなかった。
しかし、ノリだけで生きてきた自分には、そのアドバイスを無視することが出来ず、ついに禁断の果実に手を出してしまった次第である。
本の構成はいわゆるフォト・エッセイの形態をとり、写真はすべて撮り下ろしか、その時に使用したものを使うことにした。
大きさは持ちやすい新書サイズとしたが、それは正解だったように思う。
文章も長さの制限があるため、加筆もしくは修正・削除したりして、実際のブログとはやや異なるものもある。しかし、これが思った以上に大変な作業になり、ちょっと修正したり削除したりすると、オリジナルと微妙にニュアンスが変わってしまったりする。
結局、ああでもないこうでもないを繰り返すうちに、半年以上も時間が経ってしまった。そしてどうにか自分の誕生日までに完成することが出来たのが、写真の本である。
出来上がった本は、友人、知人にプレゼントしたのだが、有難迷惑だったのではないかと不安になった。
まあ、それでも自分にとっては一つの記念碑である。他者の評価はこの際他所へ置いておき、今はこの本を自分の書架の一冊に加えている。
当時、ブログなどというものをまったく知らなかったこの私に、しきりと書くことを勧めてくれたのがachara氏であった。
彼のブログは勿論のこと、他の方々のブログも読ませて頂きながら、皆さんの巧みな筆さばきに感心しつつ、それらを参考にぽつぽつと書き始めた。
途中、東日本大震災という未曽有の災害のため、しばらくの期間、ブログを中断することになってしまった(ヒコヒコの本業は、公的な機関からの依頼を受けて、様々な調査活動を行うリサーチャーなのであります)。
委託元からは「守秘義務」を課せられるので、ついうっかりブログに書いてしまうと大変なことになってしまう。そこで震災後のある時期から無断欠席をさせて頂いた次第である(※当時は特に震災関連の調査依頼が大変多かった)。
そのため、実質10年間ほどの日記ということなのだが、改めて見返してみると、よくもまあこんなことを書いたものだとか、或いはあまりに酷い内容で途中で読むのを止めてしまったものもあったが、中には自分の心情が飾り気なしに綴られているものを見つけてはほくそ笑んだ。
今年に入って或る人に自分がブログを書いていることを、それも結構長い期間に渡って続けていることを話したら、それをダイジェスト版として本にしてみたら記念になるし面白いのではないかとアドバイスを受けた。
それまで自分のブログを本に纏めてみるなんて、微塵も考えたことが無かったので、そのアドバイスはまさに青天の霹靂以外の何物でもなかった。
しかし、ノリだけで生きてきた自分には、そのアドバイスを無視することが出来ず、ついに禁断の果実に手を出してしまった次第である。
本の構成はいわゆるフォト・エッセイの形態をとり、写真はすべて撮り下ろしか、その時に使用したものを使うことにした。
大きさは持ちやすい新書サイズとしたが、それは正解だったように思う。
文章も長さの制限があるため、加筆もしくは修正・削除したりして、実際のブログとはやや異なるものもある。しかし、これが思った以上に大変な作業になり、ちょっと修正したり削除したりすると、オリジナルと微妙にニュアンスが変わってしまったりする。
結局、ああでもないこうでもないを繰り返すうちに、半年以上も時間が経ってしまった。そしてどうにか自分の誕生日までに完成することが出来たのが、写真の本である。
出来上がった本は、友人、知人にプレゼントしたのだが、有難迷惑だったのではないかと不安になった。
まあ、それでも自分にとっては一つの記念碑である。他者の評価はこの際他所へ置いておき、今はこの本を自分の書架の一冊に加えている。
コメント
例えばですが、有名人の自宅を知ってる配達員がここに「〇〇が住んでるぜ」なんて言ったら局員の信用も勿論ですが、郵便事業全体の信用失墜行為になりますから。 そういうことは絶対にするな、と教育されて現場へでます。
多分、僕がうっかりどこかで口を滑らせると「監察」がやってきて連れて行かれますね。
勿論、そんな事はしませんが。
私もマサムネさんと同類項でして、仕事を辞してからも守秘義務はそのままです。
誓約書も今までに何枚書いたことか。お陰様で私の腹の中は、秘密だらけでパンク状態。爆発しないように息抜きをしないといけませんなあ~。でも、その息抜きが命取りになることもありますので、これまた用心!
ホント、住み難い世の中です。
本文のレイアウトも読んでいて気分が上がりそうな雰囲気です。貰った方はとても喜ばれたかと思います。こういうのをみると、文庫本も携帯できて好きですが、単行本も色々と工夫のしがいがあって、作る方も見る方も楽しめそうですね。
ヒコ様の筆さばき(文章)大好きです。
私も手に取って読んでみたいです!!!
きっと懐かしい文面が。。。
私は、つい最近、読者になった1人ですが、ブログというより短編小説か、旅行記、そこに隠し味のようなユーモアが。出来ることなら、私も庵さんの様に、手に取って読みたいです。隠れファンにとっては、残念ですが、いままでのブログを拾い読みしてみます。あまり期待されるとプレシャーになると思いますが、なによりご自分が
楽しいと思われている事が一番ですね。m
表紙の写真は一番悩みました。何度も差し替えてはイメージに合わず、結局海と空の写真を採用したのですが、実は印刷が上がってみたら思った以上にアンダー気味。少々暗い感じに仕上がってしまいました。
最初は簡単に考えていたのですが、本作りって難しいものなのですね。勉強になりました。
残念ながら古い写真はサーバー上から消されてしまっていることがあるようで、庵さんのおっしゃる写真も見当たりません。
どうぞ記憶の中にいつまでも留めておいてくだされば、私としては無上の喜びです。
本当にありがとうございます。
いつもありがとうございます。
おっしゃる通り、自分が楽しんで書くことが一番ですね。それに頭の体操にもなっているようです。これ以上ボケない為に、これからも駄文を綴っていきたいと思いますので、よろしくお付き合いください。