ネオパン400PRESTO
2014年4月27日 趣味 コメント (2)
ネオパン400よ、お前もか。
その知らせに落胆したのは私ばかりではないだろう。
「ネオパン400PRESTO」
フジフィルムが製造販売している白黒フィルムのことだ。
感度もISO400と使いやすく、塗布されている感光剤(銀)の粒状性も秀逸で、階調性のとても美しい白黒プリントを仕上げることが出来る優れたフィルムである。
それがついに生産停止となり、この6月には最終出荷となるらしい。
多い月には写真仲間の分も含めて100本くらいを現像していただろうか。
このフィルムについては僅かな液温(現像液)の差で、仕上がり具合も予測出来るほど熟知していた私だが、愛好家の一人としてなんとも残念でならない。
今のデジカメには白黒で撮影出来るモードが備わっていたり、ライカのように白黒しか撮影出来ないというデジカメまであるようだが、撮影→現像→プリントという行程が、撮影→プリントに時間も機材も短縮・簡略されてしまったわけだ。
いや、実際にはパソコンを使うし、場合によっては加工ソフト等のアプリを用いることもあるから、基本的に流れは変わらないとおっしゃる向きもあるだろう。
しかし、ダークバックの中で、リールにフィルムを強すぎず弱すぎず巻きつける作業や、30秒に1回現像タンクを攪拌したり、空気の泡がフィルム面につかないように叩いてみたり、そしてここだというところで停止液を流し込んだりと、手のかかる子どものような扱いをしながら、そう、まるで子どもの将来を夢見るように仕上げていったあの時間がとても楽しかったのである。
今回の知らせを受け、手間暇かける喜びがまたひとつ減っていくようで寂しいが、いつも忙しい忙しいと嘆いているお前に言えたことかと天の声が聞こえてきそうである。
その知らせに落胆したのは私ばかりではないだろう。
「ネオパン400PRESTO」
フジフィルムが製造販売している白黒フィルムのことだ。
感度もISO400と使いやすく、塗布されている感光剤(銀)の粒状性も秀逸で、階調性のとても美しい白黒プリントを仕上げることが出来る優れたフィルムである。
それがついに生産停止となり、この6月には最終出荷となるらしい。
多い月には写真仲間の分も含めて100本くらいを現像していただろうか。
このフィルムについては僅かな液温(現像液)の差で、仕上がり具合も予測出来るほど熟知していた私だが、愛好家の一人としてなんとも残念でならない。
今のデジカメには白黒で撮影出来るモードが備わっていたり、ライカのように白黒しか撮影出来ないというデジカメまであるようだが、撮影→現像→プリントという行程が、撮影→プリントに時間も機材も短縮・簡略されてしまったわけだ。
いや、実際にはパソコンを使うし、場合によっては加工ソフト等のアプリを用いることもあるから、基本的に流れは変わらないとおっしゃる向きもあるだろう。
しかし、ダークバックの中で、リールにフィルムを強すぎず弱すぎず巻きつける作業や、30秒に1回現像タンクを攪拌したり、空気の泡がフィルム面につかないように叩いてみたり、そしてここだというところで停止液を流し込んだりと、手のかかる子どものような扱いをしながら、そう、まるで子どもの将来を夢見るように仕上げていったあの時間がとても楽しかったのである。
今回の知らせを受け、手間暇かける喜びがまたひとつ減っていくようで寂しいが、いつも忙しい忙しいと嘆いているお前に言えたことかと天の声が聞こえてきそうである。
コメント
フィルムカメラがどんどん姿を消し、フィルムさえも入手困難になってきていますね~。
だっくも昔、酢酸の臭いが衣服に染みこんでとれなくなるくらい、暗室に籠もっていました。
時代はデジタルに。
ちょっと寂しい気はしますが・・・
でもデジタルになって良かったこともたくさんありますね。
だっくは毎日約1000枚ほど撮影します。
これがフィルムだったら・・・一ヶ月も経たぬうちに破産しちゃいます(^^;)
だっくさん、おばんです。
毎日1000枚とは凄いですね!
36枚撮りのフィルムなら、ざっと28本に相当しますね。
これを金額に直したら、確かに破産へまっしぐらです。
デジカメは懐にやさしいことがよく分かります。
でも、やはり電子媒体。
ある日、すべてが消えていた!なんて悪夢だけは見たくないものです。