ボクの夏休み 8月27日(くもりのち心も晴れ)
2009年8月28日 趣味
ちょっと遅い夏休みを取ることになった。
会社から休みを取るように言われていたのだが、
忙しくてなかなか日程調整ができず、
なんとか二日間だけ無理矢理捻じ込んだのだ。
そういえばETCは平日だと深夜割引があることを思い出し、それを利用して何処かへ行こうと、仕事が終わった26日の深夜に家を出発。日付が変わって27日午前1時前に東北道へ入った。
クルマには久し振りに撮影機材一式を積み込んでいた。早朝の八幡平を撮影するつもりでいたからだ。
ところが紫波SAで仮眠を取り、目覚めた午前4時には、なんと空全体がどんよりとした曇り空。山並みなど見えるどころか雨まで降り始める始末。
ついに晴れ男の霊力も失せたかと落ち込んだが、とにかく目的地まで行ってみることにした。
ところがどうだろう。時間が経つにつれて東の空が明るくなり、厚く空を覆っていた雲が千切れ始めた。
そして盛岡を過ぎた頃には姫神山が朝焼けに染まり出し、青空もどんどん広がって行った。
それまで完全に姿を隠していた岩手山も、いつのまにかその威容を現していたのには驚いた。
そういえば岩手山の奥さんは姫神山なのだが、早池峰山に恋した岩手山は一方的に姫神山を離縁してしまった。泣く泣く岩手山のもとを離れることになった姫神山だったが、あまりのショックに現在の場所から動けなくなってしまったのだという。
これが今なら逆になるんじゃないかな。奥さんが岩手山でダンナが姫神山で、などと考えているうちに西根ICへ到着。
さて、晴れ男の霊力が戻ったところで、昔訪れた撮影ポイントを巡りながらシャッターを切り捲る。
爽やかな山の空気には秋の匂いが感じられたが、日ごろのストレスが一気に吹き飛んだ。
そしてもうひとつ、これはまったく偶然なのだが、今日が宮沢賢治の誕生日であったことを地元のラジオ番組で知って驚いた。賢治ファンのひとりとして、これはもう花巻に行くしかない。
前から行こうと思って果たせなかった賢治の墓参りをすることに決めたのだった。
(続く)
※写真は西根の夜明け。それまでの曇り空がこんな風になってしまった。
会社から休みを取るように言われていたのだが、
忙しくてなかなか日程調整ができず、
なんとか二日間だけ無理矢理捻じ込んだのだ。
そういえばETCは平日だと深夜割引があることを思い出し、それを利用して何処かへ行こうと、仕事が終わった26日の深夜に家を出発。日付が変わって27日午前1時前に東北道へ入った。
クルマには久し振りに撮影機材一式を積み込んでいた。早朝の八幡平を撮影するつもりでいたからだ。
ところが紫波SAで仮眠を取り、目覚めた午前4時には、なんと空全体がどんよりとした曇り空。山並みなど見えるどころか雨まで降り始める始末。
ついに晴れ男の霊力も失せたかと落ち込んだが、とにかく目的地まで行ってみることにした。
ところがどうだろう。時間が経つにつれて東の空が明るくなり、厚く空を覆っていた雲が千切れ始めた。
そして盛岡を過ぎた頃には姫神山が朝焼けに染まり出し、青空もどんどん広がって行った。
それまで完全に姿を隠していた岩手山も、いつのまにかその威容を現していたのには驚いた。
そういえば岩手山の奥さんは姫神山なのだが、早池峰山に恋した岩手山は一方的に姫神山を離縁してしまった。泣く泣く岩手山のもとを離れることになった姫神山だったが、あまりのショックに現在の場所から動けなくなってしまったのだという。
これが今なら逆になるんじゃないかな。奥さんが岩手山でダンナが姫神山で、などと考えているうちに西根ICへ到着。
さて、晴れ男の霊力が戻ったところで、昔訪れた撮影ポイントを巡りながらシャッターを切り捲る。
爽やかな山の空気には秋の匂いが感じられたが、日ごろのストレスが一気に吹き飛んだ。
そしてもうひとつ、これはまったく偶然なのだが、今日が宮沢賢治の誕生日であったことを地元のラジオ番組で知って驚いた。賢治ファンのひとりとして、これはもう花巻に行くしかない。
前から行こうと思って果たせなかった賢治の墓参りをすることに決めたのだった。
(続く)
※写真は西根の夜明け。それまでの曇り空がこんな風になってしまった。
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